毎日遅くまで残業しているのに、
- 「お給料が低い…」
- 「上司はハラスメント体質でいつも怒鳴っている…」
というような職場環境に不満を感じ、次の就職先は絶対にホワイト企業がいい!と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、どうやってホワイト企業を見つければいいのか、悩んでいる方も少なくありません。
そこで今回はそんな転職活動で悩む人に向けて、ホワイト企業の見極め方について具体的に解説していきます。
この記事を読み進めることで、自分の次のステップが明確になり、一歩踏み出そうという気持ちが湧いてくるはずです。
ぜひ最後までお読みいただき、転職を成功させましょう!
ホワイト企業とは?
ホワイト企業に明確な定義はありませんが、一般的に「社員が働きやすい企業」を指します。
具体的に「働きやすい企業」とは、以下のような特徴を持つ企業を指します。
- 残業時間が短い
- 離職率が低い
- 福利厚生が充実している
- 有給取得率が高い
- コンプライアンス意識が浸透している
- 業績が安定している
- パワハラ、モラハラがない
つまりホワイト企業とは社員が働きやすく、社員の事を大事にしている企業のことだと言えますね。
このような企業は、社員の満足度が高く、長期的なキャリア形成にも適しています!
ホワイト企業を見極める方法
社員を大事にしているホワイト企業は、どのように見極めたらよいのでしょうか。
以下では、ホワイト企業かどうか見極める方法をご紹介します。
求人票から読み取る
求人票には、基本給だけでなく、月平均残業時間や年間休日日数、福利厚生などが記載されています。
ホワイト企業を見極めるためには、以下の条件をチェックすると良いでしょう。
- 月平均残業時間25時間以内
- 年間休日が120日以上
- 福利厚生が充実している(住宅手当など)
- 基本給が高い(総支給額ではない)
ただし、上記すべての条件を満たす企業は少ないかもしれません。
自分が大事にする項目に優先順位をつけて「これだけは譲れない!」という項目をしっかり明確にしておきましょう。
こうすることで、自分にとって最適なホワイト企業を見つけやすくなります!
口コミサイトから見極める
会社口コミサイトは、現在就職している社員やOG・OBの口コミが投稿されたサイトです。
ホワイト企業を見極めるためには、これらの口コミサイトを有効活用することが重要です。
代表的な口コミサイトには以下の3つがあります。
openwork
enライトハウス
転職会議
会社口コミサイトを選ぶうえで大事なポイントは、口コミ情報が多いかどうかです。
口コミサイトが多いサイトほど、企業の実態を把握しやすくなります!
もちろん、口コミなのでデマや間違った情報が書き込まれている可能性もあります。
そこで重要なのは、一つの口コミだけを信用するのではなく、同じ口コミが多く投稿されているかどうか確認することです。
口コミ数が多いサイトほど信頼性が高まり、有益な情報が得られる事になります。
複数のサイトを活用し、多角的に情報を収集することで、ホワイト企業を見極めるための参考材料としましょう。
転職エージェントから情報を得る
転職エージェントは、求職者と企業をマッチングさせる会社です。
マッチング以外にも、履歴書や職務経歴書の添削を行ったり、お給料などの交渉支援をしてくれたりします。
転職エージェントでは、担当者がついて求職者のヒアリングを行い、働き方や要望を確認して、その意向に沿った企業を探してくれます。
担当者に恵まれたらスムーズにマッチングが進むこともあります!
強引な転職を避けるために、自分が大事にしている点(例えば、残業時間は〇時間以下、年間休日は〇日以上)をあらかじめしっかりと伝えておきましょう。
これにより、エージェントとのコミュニケーションが円滑に進み、自分に合ったホワイト企業を見つけやすくなります。
スカウト型転職サービスを利用する
スカウト型転職サービスでは、プロフィールを登録しておけば、あなたのプロフィールに興味を持ったヘッドハンターや企業の担当者からスカウトが届きます。
興味がある企業からのスカウトであれば、あなたが気になっている項目を直接確認することができます!
スカウト型転職サイトは、対象とする年代やキャリア層、業務内容が様々なので、自分に合った転職サイトを見つけることが重要です。
代表的なスカウト型転職サイトには以下のものがあります。
リクルートダイレクトスカウト
ビズリーチ
AMBI
プロフィールは、自分をアピールする大事な内容です。
しっかりと自己分析を行い、強みをアピールしましょう。
具体的な経験やスキル、達成した成果などを詳細に記載することで、企業やヘッドハンターの目に留まりやすくなります。
政府や民間企業からの認定を受けている企業を探す
政府や民間企業から評価を受けている企業から自分に合った企業を探す方法です。
以下に、代表的な認定制度を記述します。
くるみん認定
厚生労働省による認定制度です。
子育てサポートに優れているとされる企業を認定する制度です。
コースエール認定
厚生労働大臣による認定制度です。
若者の採用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業を認定します。
安全衛生優良企業認定(ホワイトマーク)
厚生労働省による認定制度で、安全衛生に関して積極的な取り組みを行っている企業を認定します。
企業名を公表し、社会的認知を高めることで、より多くの企業に安全衛生の取り組みを促進する制度です。
簡単に言うと、労働者の安全や心身の健康に対して強い意識をもち、積極的な取り組みを行っている企業を認定する制度です。
政府から認定されている企業だと信頼性が高まりますね!
次に、民間企業がホワイト企業を認定し、評価しているサイトもありますので記載しておきます。
働きがいのある会社ランキング
株式会社働きがいのある会社研究所が発表しているランキングです。
一度目を通してみることをおすすめします。
ここまではホワイト企業を見極めるための方法を具体的に記載してきました。
いろいろな手段がありますので自分が求めている情報を明確にして、主体的に情報収集を行っていきましょう!
ホワイト企業のリサーチ方法
ホワイト企業を見つける上で大事なポイントは、その企業の業績の安定性です。
現在の業績はどうか、今後の事業の成長性や将来性はどうか、などをしっかりと把握しておきましょう。
では、業績の安定性や事業の将来性はどのように調べたらよいのでしょうか?
以下では、ホワイト企業のリサーチ方法についてまとめました。
ホームページや就職四季報を見る
ホームページや就職四季報には、さまざまな情報が掲載されています。
これらの情報源を活用することで、企業の実態を把握しやすくなります。
具体的には、以下のような情報を確認することが可能です。
- 平均年収・初任給
- 昇給・ボーナス
- 新卒3年後離職率・全従業員の離職率
- 有給取得状況
- 従業員数・平均年齢・平均勤続年数
- 残業時間・残業代
これらの情報を活用することで、自分の知りたい情報をしっかり把握し、ホワイト企業を見極めるための参考にすることができます。
企業のホームページや就職四季報を定期的にチェックし、最新の情報を入手することが大切です!
OG・OB訪問をする
OG・OB訪問では、企業のリアルな状況を聞くことができます。
事前に聞きたいことをまとめて質問することで、より具体的な情報を得ることができます。
以下のような質問を用意すると良いでしょう。
- 職場の仲間とのコミュニケーションはスムーズに行われているか
- 上司や先輩に相談しやすい雰囲気があるか
- 急な休みの時の仕事のフォローアップ体制は整っているか
- 研修制度が充実しているか
- 評価制度は整備されているか
- 昇給や賞与は明確な基準があるか
これらの質問を通じて、企業の実際の働きやすさや社内の雰囲気を具体的に理解することができます。
OG・OB訪問は、求人票や公式情報では分からないリアルな状況を知る貴重な機会なので、積極的に活用しましょう!
面接を受けるときに注目したいポイント
もし、あなたがホワイト企業だと判断し、面接を受ける段階まで進んだとします。
その面接の際もホワイト企業かどうかを見極めることができます。
次に面接での見極め方について説明します。
面接では次の点に注目してみてください。
- 面接の回数や時間がしっかり確保されている
- 入社の意思を過剰に確認してきたり、入社の時期を急ごうとしていないか
- 待遇面や業績などの数字に関して回答があいまいではないか
とにかく誰でもいいので早く人員を確保したいと思っている企業は、ホワイト企業ではない可能性があります。
また、ホワイト企業では自社の業績や待遇面にしっかりとした自信を持っているため、数字に基づいた業績や待遇面についても正確に答えてくれます。
ここまでは、企業の業績や安定性について調べる方法について説明しました!
企業の業績や事業の安定性を調べる事は時間もかかって大変な作業かもしれません。
ですが、一つ一つ気になる点を確認し、自分の知識を蓄えることでぜひ自分の強みにしていきましょう!
企業のことをよく知ることは、就職後だけでなく、面接時にも自分にとって有利なります!
自分にとってのホワイト企業とは?
ここまでで、ホワイト企業とは「社員の働きやすさを考え、社員を大切にする企業」であることが理解できたと思います。
では、あなたにとってのホワイト企業とはどのようなものかを考えてみましょう。
社員の働くモチベーションが高いかどうか
モチベーションの高い社員が多い企業は、生産性が向上します。
また、周囲にモチベーションが高い社員がたくさんいることは、自分のモチベーションも高めることにつながります!
働いていく上でモチベーションが高められることはとても重要です。
社員のモチベーションが高いかどうかを判断するためには、前述の口コミサイトを見ることや、OG・OBに話を聞くことが有効です。
これらの方法を活用して、企業の内部の雰囲気や実際の働き方を確認し、自分にとってモチベーションを高められる企業かどうか見極めましょう!
社員の自由を尊重しているか
近年、働き方が多様化し、ワークライフバランスが重要視されるようになっています。
仕事だけでなく、家族との時間を大切にしたい、趣味を楽しみたいと考える人にとって、自由に働ける環境は大事なポイントですよね!
具体的には、フレックスタイム制を導入や、時間単位の有給休暇の取得などがあげられます。
自由な働き方が可能な企業を選ぶことで、充実したワークライフバランスを実現しましょう!
辞めたくないと思っている社員が多い
働いている社員が「辞めたくない」と思うのは、その企業で勤務する事に大きなメリットがあるからです。
そのメリットは企業によって異なり、例えば、残業時間が少ないことやお給料が高いことなどが挙げられます。
「この企業で働き続けたい!」と思わせる何かがあるということです!
社員と企業に信頼関係があり、安心して働ける環境は、長期的に働く上で大切なことです。
辞めたくないと思う社員が多い企業は、社員の満足度が高く、働きやすい環境が整っている証拠になります!
社員が平等かどうか
世界的にも性別や年齢、障害、人種、マイノリティーなど差別のない平等な社会に強い関心が寄せられています。
これは企業内においても同様で、社員に平等に働く機会を提供することは、企業に求められている一つです。
例えば
- 女性管理職の積極的な起用
- 平等な評価システムの導入
- 充実した研修制度
これらの点をリサーチすることで、社員が平等に扱われる環境が整っている企業を見つけることができます。
平等な職場環境は、社員が安心して働き、能力を最大限に発揮するために重要です!
将来性のある事業かどうか
会社の事業が今後も成長が見込まれる、将来性の高い企業かどうかは、働く社員にとって重要なポイントとなります。
勢いのある企業は働く社員のモチベーションが高く、活気のある好循環な組織であると言えます。
ここまでは、自分にとって働きやすい企業、つまりホワイト企業とはどんな企業かを考える上でのポイントを説明してきました。
この記事を参考にして次のポイントについて考え、自分軸を明確にしておきましょう。
- 自分は何を大切にしているのか
- 何にやりがいを感じているのか
- どんな環境や仲間・組織で働きたいのか
- どんな企業で力を発揮したいのか
上記はあくまでも一例になりますので、ご自身の大切なポイントを自分軸で考える機会になればと思います。
自分に合ったホワイト企業に転職しよう!
今回はホワイト企業の見極め方について具体的に解説していきました。
まとめると以下のようになります。
- ホワイト企業とは?
- 一般的に「社員が働きやすい企業」のこと
- ホワイト企業を見極める方法は?
- 求人票から読み取る
- 口コミサイトから見極める
- 転職エージェントから情報を得る
- スカウト型転職サービスを利用する
- 政府や民間企業からの認定を受けている企業を探す
- ホワイト企業のリサーチ方法は?
- ホームページや就職四季報を見る
- OG・OB訪問をする
- 面接を受けるときに注目したいポイントは?
- 面接の回数や時間がしっかり確保されている
- 入社の意思を過剰に確認してきたり、入社の時期を急ごうとしていないか
- 待遇面や業績などの数字に関して回答があいまいではないか
- 自分にとってのホワイト企業とは?
- 社員の働くモチベーションが高いかどうか
- 社員の自由を尊重しているか
- 辞めたくないと思っている社員が多い
- 社員が平等かどうか
- 将来性のある事業かどうか
ということがお分かりいただけたと思います!
あなたの次のキャリアステップを成功させるためには、自分の価値観や求める条件に合った企業を見つけることが大切です。
ぜひこの記事を参考にして、自分に合ったホワイト企業への転職を成功させましょう!
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